「神経内科って何をする科ですか。」とよく質問されることがあります。これが、簡単に答えるのは、なかなか難しいのです。
私の答えは「神経内科とは脳や脊髄、それに末梢神経・筋肉の病気を扱う科です。手術で治療できるのが脳外科、それ以外は神経内科にきて
下さい。」と説明するのですが、いまひとつ納得してもらえません、そこで「精神科とは精神の異常、心療内科とは心のストレスが原因で起こる病気、
神経内科は実際に脳とか神経・筋肉に病気が起こっている患者さんを扱う科です。」と説明するのですが、ますますわからなくなります。
そこで最後には「このような場合には神経内科で診てもらって下さい。」といって10の症状を言います。
(1)頭が痛い。、(2)手足がしびれる。、(3)手足が思うように動かない。(4)目が見にくくなる。(5)めまいや耳鳴りがする。(6)歩きにくくなる。
(7)ぼけたり記憶が悪くなる。(8)言葉がしゃべりにくくなる。(9)けいれんが起こる。(1O)尿が出にくくなる、などです。
具体的には、いろいろな頭痛、痴呆症、脳の炎症、脳卒中、神経難病(パーキンソン病、多発性梗化症、筋萎縮性側索硬化症等)、筋ジストロフィ一症、
その他、失語症、ハンチントン病など多彩です。
神経内科は、数年前にできた新しい科であり、脳や神経など体の内でも難しい病気を扱っているので、なじみがうすいかもしれません。
しかし、「21世紀は脳の時代」と言われています。脳は大人で約1400gの臓器ですが、1日24時間の行動はすべて脳が支配しています。
脳、神経系に関わることなら、みずのクリニックにおいで下さい。 |