第52週(R 1.12.22〜R 1.12.28)の地区別データーとコメント
地区別データー
疾患名 合計 二本松 本宮 大玉 福島 郡山 その他
麻疹 0 0 0 0 0 0 0
風疹 0 0 0 0 0 0 0
水痘 1 0 1 0 0 0 0
流行性耳下腺炎 0 0 0 0 0 0 0
百日咳様疾患 0 0 0 0 0 0 0
溶連菌感染症 18 12 4 0 0 0 0
マイコ感染症 7 7 0 0 0 0 0
感染性胃腸炎 24 20 4 0 0 0 0
手足口病 3 3 0 0 0 0 0
伝染性紅斑 0 0 0 0 0 0 0
突発性発疹 3 1 2 0 0 0 0
ヘルパンギーナ 0 0 0 0 0 0 0
A型インフルエンザ 97 53 35 3 3 0 3
B型インフルエンザ 0 0 0 0 0 0 0
MCLS 0 0 0 0 0 0 0
咽頭結膜熱 2 0 0 0 0 0 0
RSV感染症(参考値) 5 3 2 0 0 0 0
今週のコメント
インフルエンザA、感染性胃腸炎が増加傾向です。RSウイルス感染症はそれほど目立った流行ではないようです。
年末、胸部レントゲンで確認されたマイコプラズマ肺炎を立て続けに4人ほど診ました。マイコプラズマ感染ではほとんどが上気道症状で治まってしまいます。
病院を受診することなくいつのまにか良くなってしまうようなことも少なくないと考えます。中には症状もなく保菌しているだけの場合もあるようです。
マイコプラズマ菌それ自体が弱い菌で自然界ではすぐに淘汰されてしまうほどで、咽頭ぬぐい液にてマイコプラズマ陽性だからといって
すぐに積極的な抗生剤内服も必要ないし、抗生剤の種類によっては淘汰されにくい困った耐性菌を作り出してしまうと専門家は言います。
しかしながらマイコプラズマ感染症の1割ほどが肺炎になり、この場合に抗生剤の内服を要します。(笠井)